【3.11を忘れない】東日本大震災から12年

皆さん、こんにちは!ZOO先生こと、板津ゆかです!

今日2023年3月11日で、東日本大震災から12年が経ちました。

この日は、今もなお、これからも、世界中の人々の心に残り続け、このような災害が起きた際に、自分がどのように行動するべきか?普段からどのように防災への意識を高めておかなければならないかを伝えてくれています。

■信じられない光景が脳裏に焼き付いた

12年前の2011年3月11日、わたしは南米ペルーの博物館に住み込みで働いていました。

仕事に行く前は、スペイン語の語学学校に通い、学校の後に週5日、1日8時間ほど、博物館で働きました。

3月11日の朝、わたしはいつも通り語学学校に行くと、生徒たちがどよめきながら廊下にある小さなテレビを見つめていました。

そして、わたしを見るなり、「おい、ゆか。お前の国は大丈夫なのか!?」と口々に声をかけました。

わたしはまだその時、東日本大震災が起こったことを時差で知らなかったため、みんなが何を言っているのか分かりませんでした。。。

しかし、テレビを見上げると、その画面には信じられない光景が映っていました。

巨大な津波が、建物をどんどん押し流し、人を飲み込んでいく姿でした。

わたしは今も、その映像が脳裏に焼き付いて離れません。

「これが今、日本で起きていること・・・?」

わたしはショックで、その後どうしたのかは、あまり記憶がありません。

■災害支援に奔走!

家に帰ってすぐに赤十字を通して、災害募金をし、周囲の友人たちにも協力を呼び掛けたことだけは覚えています。

とにかく夜にならないと、時差で日本と連絡が取れないため、夜になるのを待って、日本の家族や友人たちに安否確認をしました。

当時、ペルーの博物館では、日本人スタッフが4人働いていたのですが、その内の2人が東北の出身であり、被災地に近い出身地の人もいました。わたしたちは、彼女たちを慰め、励ますことしかできませんでした。

しかし、ペルーなどの南米の人たちも、メキシコなどの中米の人たちも、みんな日本を心配し、一緒に「Animo!Japon!(がんばれ!ニッポン!)」というTシャツを着て募金活動をしてくれたり、一緒に走り回ってくれたことを今でも覚えています。

そして何より、災害に遭った日本を1番に支援してくれたのは隣国「台湾」であることを忘れてはいけません。

わたしは今でも心から台湾の人々に感謝をしています。

「台湾有事」が心配される昨今ですが、わたしはもしそのような事態が起きた場合には、必ずどのような方法であっても、台湾の人々に手を差し伸べようと心に決めています。

■宮城県石巻市を訪れて

日本に帰国したわたしは、被災地の中でも特に被害の大きかった、宮城県石巻市を訪れました。

海沿いには、見渡す限り、何もありませんでした。

小さなプレハブに、たくさんの人々が不安や痛みを抱えて暮らしていると想うと、胸が痛みました。

わたしたちにできることは何だろう?

被災地の人たちの役に立てることは何だろう?

こうした災害に直面して、わたしたちは今後この日本をどうしていかなければならないのだろう?

そうしたことを、現地の被災者の方々にお話しを伺いながら、考えていました。

■日頃からの防災準備が大切!

皆さんは、日ごろから防災準備はしていますか?

家族や子ども、ペットと一緒に避難をする準備はできていますか?

その時に必要な持ち物は、すべてリュックの中に揃えられていますか?

そして、その重量のある災害リュックを背負い、子どもやペットを抱いて(ペットの場合はケージに入れて)、すべての重量の荷物を抱えて走ることができるように身体は鍛えられていますか?

災害でもっとも死亡率が高いのは、「逃げ遅れ」です。

災害時の荷物は、常にまとめて出入口に用意していること。

それらを素早く背負って、高台や安全な避難場所へ駆け上れる筋力をつけていること。

これらは、わたしたちが日ごろから取り組み、準備しておくことができることです。

また、子どもやペット連れなどの避難所生活はまだまだ課題が多いのも現実です。

さらに、障がい者、外国人、LGBTQなどに対して、もっともっと防災活動に関わる人や、地域の人たちの理解と協力が必要です。

一緒に努力していきましょう。

誰であっても取り残されない社会をつくるために。

そんなことを改めて考えさせてくれるのが、この3.11だと思います。

皆さんに今、できることは何ですか?

ぜひ一緒に考えていきましょう!

MANEHAPI大学 ZOO先生 板津ゆか

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